- 第二新卒は、やり直しが許された唯一の社会人
- よりよい会社を選ぶためのプラスの軸を持っていることは、いい環境に身を置けるチャンス
- 第二新卒としての就職を成功させるには、今感じている違和感の正体を言語化すること
新卒で会社に入社したものの、今の環境について
「自分がやりたいことと違う……」
「働いてみたら職場の雰囲気があわない……」
という風に感じている方もいるのではないでしょうか?
「とりあえず3年は働け!」などと言われますが、
たかが3年、されど3年。
20代の大事な数年をこの違和感と過ごしていくのもちょっとしんどいですよね。。。
そんな場合は、第二新卒として再就職することも視野にいれてみてはいかがでしょうか。
むしろ筆者は、第二新卒の再就職は正解だとも思っています。
今回は、第二新卒の再就職がむしろ正解だと思うワケと、いくつかの注意点についてご紹介したいと思います。
第二新卒の再就職が正解なワケ
①やり直しが許された唯一の社会人だから
まず一つ目の理由は、
第二新卒は社会人で唯一やり直しが許された存在だからです。
みなさんもご存じと思いますが、
基本的に、第二新卒とは社会人経験が3年未満の若手社会人のことを指します。
つまり3年を過ぎると第二新卒ではなく、中途採用枠となってしまうわけです。
中途採用だからと言って不利になるわけではないのですが、
一般的に中途採用は、即戦力となるスキルや経験を持っている人ほど有利な傾向にあります。
しかし第二新卒の場合、
会社側は、候補者たちを「まだスキルも経験もほとんどない若手社員」という目で見てくれます。
つまり今持っているスキルや経験よりも、
“今後のポテンシャル” という新卒同様の軸で判断してくれるわけですね。
これは言ってみれば、
「社会人、ここでまたやり直していいよ」
と言って迎えてくれるようなものです。
ものすごいありがたいですよね。
このような時期に、一社目の経験を活かして自分がより輝ける可能性のある二社目に転職するというのは、個人的にはむしろ賢い選択だなと思います。
②自分にとってよりよい会社を選べる可能性があるから
二つ目の理由は、
自分にとってよりよい会社を選べる可能性があるからです。
みなさんは、今の会社にたどり着くまでにたくさんの企業分析、自己分析をしてきたと思います。
その努力によって、すでに自分にとっていい会社を選ぶための大切な軸はいくつか持っていたと思います。
しかし今は、それに加えて大事な軸が増えた状態、
つまり、自分にとってよりよい会社を選ぶための軸が増えた状態である、ということです。
「以前の就活時に持っていた軸に加えて、こういう要素も重視しないと自分は違和感を持つんだな」
という気づきを持っているのです。
これは、自分にとってよりよい会社を選べる可能性があるということ。
そんな可能性を持っているなら、むしろ二社目に目を向けてみるのもありですよね。
先ほど説明した理由①と理由②。
この二つを持っていることを考えれば、
「むしろリスクの方が少ないのでは?」と思ってしまうくらい第二新卒の就職は賢い選択だと思います。
こんな人は注意!第二新卒としての就活をおすすめしない人
しかし、誰にとっても第二新卒の就職・転職が最良の選択だとは思っていません。
これまで紹介してきたメリットをいかすことができるのは、
「今感じている違和感の正体をしっかり理解できている人」
です。
なによりも再就職の目的は、今よりもいい環境に身を置くことですよね。
そのためには、今自分が感じている違和感を言語化できるレベルまでに理解し、それを二社目選びの軸に加えなければいけません。
もし違和感の正体がわからないまま再就職したとしても、もしかしたらまた同じような状況になってしまうかもしれませんよね。
そうするといつまでたっても自分にとってのいい会社・環境にはたどり着けません。
なのでもしもいま再就職を検討している方で、
「なんかいやだから転職するかー」とか、「仕事がいやだから転職しよっかな」みたいにフワッとした動機しか出てこない場合には、
もう少し自分の違和感の正体をはっきりとさせ、よりよい環境に行くための準備を進めてみましょう。
第二新卒として就職したい場合はどうすればいい?
もしここまでの話をきいて第二新卒としての再就職を検討したい方は、早速準備を進めてみることをおすすめします。
興味のある会社のOB・OGがいれば繋いでもらうもあり、
会社説明会があれば参加してみるのもありだと思います。
あとは第二新卒の就職を支援するエージェントを利用して、まずは無料で相談だけ乗ってもらうのもありと思います。
どんな方法にせよ、ここまで真剣に自分と向き合えるみなさんはきっとよりよい環境に行くための努力ができる方だと思います。
みなさんの未来がより輝くことを祈っていますので、少しずつ前進していきましょう!