さて、今回は 「落とす理由がない自己PR」の書き方第4回目です。
最後のパートになりますので、ぜひ最後まで一緒に頑張って「落とす理由がない最強の自己PR」を完成させましょう!
文章の構成手順
自己PRは、以下の順番で文章構成を考えていきます。
この順番に沿って具体的な内容を考えていきましょう。
- アピールポイントの決定(文頭)
- そのアピールポイントをその会社、もしくは職種でどう生かせるか(文末)
- アピールポイントがあることの証明(文中)
内容の決定
1. アピールポイントの決定
まず、以下のページで作成した「企業プロフィール」と「職種プロフィール」を用意します。
企業プロフィールには、「その会社が求める人材像」、
職種プロフィールには、「その職種が求める人材像」の情報がまとまっているかと思います。
これらを読み、自分が持っている要素の中で、「その会社が求める人材像」、もしくは、「その職種が求める人材像」にあてはまる要素を探します。
「あてはまる要素がなにもない。。」と思われるかもしれませんが、なにか一つは必ずあります。
「努力できること」や「コミュニケーション力」など、基本的にはどの会社、どの職種でも求められる要素をあげていただいても大丈夫です。
大切なのは、「ここであげたアピールポイントが、その会社、もしくは職種において生かされる場面があるか」ということなので、これにあてはまる要素であればなんでも問題ありません。
2. そのアピールポイントのいかし方を考える
次に、上であげたアピールポイントについて、その会社や職種でどのようにいかせるかを考えます。
具体的なエピソードよりも前にこれを決めておくことで、自分のアピールポイントが「私の強みは貴社のためにもなります!」という説明が通る、まさに「落とす理由がない強み」であることを確かめることができます。
なお、ここでも「企業プロフィール」と「職種プロフィール」を読みながら、その会社が目指しているゴールや、職種に与えられる役割から考えていきましょう。
3.アピールポイントのエピソードを考える
最後に、アピールした要素を本当に持っていることを証明するためのエピソードを考えます。
考えるといっても、これは事実を述べる必要があるので、自分がそう思ったエピソードを思い浮かべていただければ大丈夫です。
ここでは、前回のページでも説明したように以下の要素をいれてエピソードを語っていきます。そして、できるだけ強くアピールポイントを持っていることを証明したいので、結果については、具体的な数字や成績などがあればそれを用いて説明しましょう。
また、もし資格やイベントの参加経験などをアピールする場合には、それを取得しようと思った理由も添えておきましょう。そうすることで意義を理解してもらえるので、「できるだけつっこみどころをなくしておく」という意味で加えておくとなおよいでしょう。
- どこで(場面)
- なにを(強み)
- どれくらい(結果)
文章の組み立て
ここまでを終えたら、あとは以下の構成に沿い文章を組み立てるだけです。
カッコ内にかかれている目安の文でまとめることを意識し、完成させていきましょう。
- アピールポイントの宣言(1文)
- 証明するためのエピソード(4~5文)
- 入社後のアピールポイントのいかし方(1文)
さいごに
以上で、「落とす理由がない自己PR」の完成です。
あとは、完成したエントリーシートをキャリアセンターや就活を経験した先輩、家族などに見ていただき、客観的な意見をもらいながらより磨きをかけていくとよいでしょう。
今回作成した自己PRが、みなさんの就活・転職の成功の役に立つことを心から願っています。