「自己PR」は、選考プロセスで志望動機に次いで聞かれる重要な質問項目です。
ですが、文系の学生さんやIT未経験の方ほど、
アピールできる内容がなくて困っている方や、「何を書けば評価されるんだろう」と手が止まってしまう方もいるのではないでしょうか?
しかし、文系やIT経験がない方でも通過する自己PRの書き方があります。
つまり、「落とす理由がない自己PR」の書き方です。
今回は、筆者が独自に編み出し、自身の就活で全勝した「落とす理由がない自己PR」についてご説明したいと思います。
なお、今回の記事では「落とす理由がない自己PR」の説明をしており、次回以降の記事において具体的な作成手順を紹介しています。
「落とす理由がない自己PR」とは?
「落とす理由がない自己PR」とは、ずばり以下の2点を満たしている自己PRを指します。
- アピールポイントが企業の欲しい人材の要素にマッチしていること
- 具体的なエピソードからたしかにその要素を持ち合わせていると確認できること
どういうことか、具体的に2つのポイントを見ていきましょう。
アピールポイントが企業の欲しい人材の要素にマッチしていること
企業というのは、それぞれの企業ごとに欲しい人材像が異なっています。またもっというと、それぞれの企業ごと、それぞれの職種によっても求められる人材の要素が異なります。
ということはどういう人を採用しようとするかは想像がつきますか?
そうです。
その企業、そして志望している職種が求める人材の要素を持ち合わせている人ですよね。
ということは、自己PRでは極端に言うと、
「私は御社、そして志望先の職種が求める人材の要素を持っている人間です。」
ということをアピールすればいいのです。
よくありがちなのは、企業が求める人材の要素ではないポイントをアピールしている例です。これも悪いわけではありませんが、場合によっては「うちの会社とはマッチしていないな」と判断されてしまう可能性もあります。
そのため「落とす理由のない自己PR」を作成するには、このポイントもしっかりと押さえておく必要があるのです。
具体的なエピソードからたしかにその要素を持ち合わせていると確認できること
そして次に必要なのは、アピールした要素をたしかに持ち合わせていることをエピソードから証明する必要があります。
いくらアピールポイントを言ったとしても、それが本当だと思ってもらえなければ説得力に欠けますよね。
なので、宣言した自分のアピールポイントについて、それを証明できるエピソードを紹介する必要があります。
実際にエピソードからもアピールポイントを持っている人材だと思ってもらうことができれば、採用担当はまさにその人を落とす理由はなくなりますよね。
企業が欲しい人材の要素、そして、実際にその要素を持ち合わせた人材であるという証明が書かれた自己PRこそが、落とす理由がない自己PRなのです。
「落とす理由がない自己PR」を作成するために必要なこととは?
ではそのような自己PRは、具体的にどのように作成していけばいいのでしょうか?
それは、まず以下の2つのステップを行うことから始めます。
- その企業が求めている人材の要素を知るための「企業研究」
- 応募対象の役職に求められる人材の要素を知るための「職種研究」
これらの作業を通して、その企業・職種がどんな人材を求めているのかを把握していきます。
これを把握することで自分のどういう要素をアピールすればいいのかが見えてきますよね。
なのでまずは、求められている人材の要素を洗い出すという作業から始めます。
「企業研究」と「職種研究」はどうすればできるの?
では最後に、企業研究と職種研究のやり方を軽く紹介して今回の記事は終わりたいと思います。
結論から言うと、企業研究と職種研究は、「志望先の企業のホームページ」から行うことができます。
実はホームページというのは、採用を勝ち取るために必要な情報が詰め込まれた最高の情報収集先です。
なのでこのホームページをしっかりと読み込み、研究することこそが、採用の可能性を広げてくれる作業なのです。
ホームページを使って企業・職種研究を行う方法は以下の記事でまとめていますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
さいごに
今回は、「落とす理由がない自己PR」とはどんな自己PRなのかという紹介をさせていただきました。
ただやみくもに自分の強みだと思うことを書いていては理由もわからず落とされてしまう可能性があるので、しっかり戦略を練って対策していきましょう!