「プログラミングを勉強したいけどなにから勉強したらいいのかわからない」、
「どのプログラミング言語を選んだらいいの?」
これからエンジニアを目指そうと思っている方の中には、こんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、これからプログラミングを勉強しようと思っている方向けに、そもそも「プログラミングとはなにか」ということや、「プログラミング言語の選び方」についてご紹介したいと思います。
プログラミングとは
プログラミングとは、「実現したい機能や見た目の指示をプログラミング言語を用いて記述する」作業を指します。
実現したい機能とは、たとえば再生ボタンを押したら動画を再生したり、送信ボタンを押したら友達にテキストを送信する、などといった機能ですね。
そして見た目については、どんな形のボタンをどこに配置するかということや、どんなレイアウト(デザイン)にするか、ということです。
こういった機能や、見た目の指示をプログラミング言語を用いて記述できるスキルのことを「プログラミングを習得する」という風に表現します。
なのでプログラミングを習得するということは、実質、自分でサービスやものづくりができるようになるということですね。
どのプログラミング言語を選んだらいいの?
プログラミングを学習しようとしている方の中には、「どのプログラミング言語から勉強したらよいかわからない」という方もいらっしゃるかと思います。
なんせ実は、現在世界で使用されているプログラミング言語には200〜300言語の種類があるといわれています。ものすごい数ですよね。
これだけ種類があると、どれから手を付けたらよいかわからなくなるのは当然だと思います。
そこでもっともおすすめの選び方は、「自分がつくりたいものを最も得意とする言語を選ぶ」という選び方です。
自分がつくりたいものを「最も得意とする」言語とは?
プログラミング言語には、それぞれの言語ごと「できること・できないこと」、また、「できるけど不得意なこと」といった特徴が存在します。
「できること・できないこと」は比較的想像がしやすいかと思いますが、プログラミング言語選びで大切なのは、自分の作りたいものに対し、「できるけど不得意なこと」の要素がなるべく少ない言語を選ぶ、ということです。
どういうことかというと、たとえばなにかのWebサービスを作りたい場合、主に「JavaScript」や「PHP」という言語が使用されます。
実は、Webサービスの開発は「C++」や、「Python」などという他のプログラミング言語でも行うことはできるのですが、JavaScriptや「PHP」で1行で記述できる指示を、別の言語だと10行、もしくはそれ以上のボリュームで記述する必要がある場合があります。
そのため、Webサービスを開発したい場合には、Webサービスを開発するための機能が豊富に用意されている「JavaScript」や「PHP」を選ぶ、というのが最適な選択になるのです。
ですので、まずプログラミング言語を選ぶより前に、「自分がなにをつくるのか」ということをはっきりとさせることから始めてみましょう。
つくりたいものが特にない場合はどうしたらいいの?
もしもどうしてもいま時点でつくりたいものが思い浮かばなければ、「市場価値の高い言語(求人数が多い言語)」か、「習得難度の低い言語」で選ぶことを検討してみましょう。
市場価値の高い言語を習得しておくことで、とりあえず就職先には困ることはないでしょう。
そして求人数が多いということはフリーランスとしても活躍できる可能性があるので、「とりあえずエンジニアとして稼いでいきたい!」という方は、市場価値の高い以下のような言語から勉強することをおすすめします。
- Java
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Webサービスからアプリ開発など、幅広いサービスを開発することができ、かつ古くから利用されている言語であるため、求人数が圧倒的に多いプログラミング言語
- Python
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AI や機械学習といった近年需要の高い技術の開発に向いており、記述も比較的シンプルであるため、求人数が年々増えているプログラミング言語
また、「プログラミングを習得したいけど、習得できる自信がない」という方には、比較的難易度が低いといわれている以下のような言語から習得してみましょう。
一つでも身に着けておけば必ずなにかしらの開発にはかかわれるので、決して損にはなりません。
まずは簡単な言語から勉強をはじめてみて、自分の向き・不向きを判断してみたり、なにか簡単なものをつくり実績をつくったりしてみてみましょう!
- PHP
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Web開発に特化した言語であり、シンプルで読みやすい特徴があるため、初心者でも比較的早くWebサービスの開発を行うことができるプログラミング言語
- JavaScript
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Web開発をはじめ、アプリ開発なども行うことができる。
機能が豊富なわりにシンプルに実装することができるため、はじめてのプログラミング学習にもおすすめされる言語であり、求人数も比較的多いプログラミング言語
- Ruby
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Webアプリ開発が得意であり、比較的シンプルに実装することができる。
また日本人が開発した言語であるため、日本語の勉強材料が多く、日本人の初心者に人気のプログラミング言語
さいごに
今回は、プログラミングを学ぶ上で必須の知識となる、「そもそもプログラミングとはなにができること」で、「どのように言語を選べばいいのか」、ということをご紹介してきました。
まだまだ難しそうという印象をお持ちかもしれませんが、プログラミングはできるようになればなるほど自分の可能性を広げることのできる素晴らしいスキルの一つなので、ぜひ興味の向いたところから勉強をはじめてみましょう。