【ITへの就職に有利な資格とは?】採用担当が語る、持っていると評価したくなる資格3選

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「IT企業に就職するにはどんな資格が必要なんだろう」、「エンジニアになるために必須の資格はあるのだろうか」。

そんな風にお悩みの方もいらっしゃるかと思います。
今回はそんな方向けに、外資系IT企業で中途採用を担当した経験をもとに「IT企業への就職・転職に有利に働く資格」を5つご紹介したいと思います。

目次

IT企業への就職・転職に資格は必須?

本題にはいる前に、みなさんに誤解を与えないよう「資格の必要性」について先に説明させていただきたいと思います。

たしかに「資格」を持っていると有利に働くことが多いです。
その「資格」に合格するだけの知識を持っていることを証明できるので、持っているに越したことはありません。

ただし、一番大切なのは、「志望動機」や「自己PR」を通して「その会社で働きたいんだ!」という気持ちを伝えることであり、資格は、あくまでもそれらの主張や、信憑性を高めるための情報の一つにすぎません。

ですので、もし就活や転職間近でこれから紹介する資格を持っていなくとも、「志望動機」や「自己PR」でしっかり対策することで内定の可能性は十分にありますので、ご安心ください。

ただ、上述した通り、資格は持っていることに越したことはありませんので、もしまだ就活や転職までに時間のある方は、内定の可能性をより高めるために取得することをおすすめします。

なお、「志望動機」や「採用したくなるエンジニアの特徴」については以下のページで紹介していますので、もしご興味のある方はぜひご覧ください。

持っていると評価したくなる資格3選

ITパスポート

「ITパスポート」は、ITに関する以下の3つの分野を習得することができる国家資格の一つです。

ITパスポートで出題される分野
  • ストラテジ(経営全般)
  • マネジメント(管理全般)
  • テクノロジー(技術全般)

本資格は「ITに関する基本的な用語」「基礎知識」を身に着けることができるので、文系出身の方や、IT未経験の方に特におすすめの資格となります。

ただし、深い知識というよりも、ITに関する知識の広さを求められる資格であるため、合格率が50%付近と、比較的習得しやすい資格になっています。

ですので、この資格はあくまでも「ITに関する基礎知識はおさえていますよ」ということを証明するための資格というイメージを持っておくといいかもしれません。

基本情報技術者

「基本的情報技術者」は、情報処理技術に関する知識を広く習得することができる国家資格の一つです。

たとえば、以下のような分野に関する内容が出題されます。

基本情報技術者試験で出題される内容の例
  • コンピュータの仕組み
  • プログラミング
  • データベース
  • ネットワーク
  • セキュリティ、などなど

上の例からもわかるように、本試験は主に技術的な内容の試験になりますので、エンジニア志望の方に特におすすめの資格です。
合格率は約20~30%と比較的低めの資格になりますので、習得にあたっては、試験対策や勉強時間を確保する必要があります。

ただ、本資格を持っていることで「ITに関する基本的な知識を有していること」が証明でき、加えて合格率からも「努力ができる人だ」という印象を持ってもらえる可能性もあるので、いろいろな意味で取得する価値のある資格だと思います。

応用情報技術者

「応用情報技術者」は、情報処理技術に関する知識を広く、かつ、深く習得することができる国家資格の一つです。

出題される分野については、ほとんど「基本情報技術者」と同じになります。しかし、「応用情報技術者」では、基本情報技術者で習得した技術を応用できることが試される試験になりますので、より深い知識レベルが求められます。

また、合格率も20%付近と比較的低く、難易度も高いため個人的には、まずは「基本情報技術者」を取得し基礎を固めてから、スキルアップのために「応用技術者試験」を取得するのがよいかと思います。

なお、本資格はすでにエンジニアとして働いている方がスキルアップやキャリアアップのために取得することもあるため、初心者の方には取得が難しい可能性もありますが、その分、文系出身の方やIT未経験の方が持っていると思わず採用してしまいたくなるくらいエンジニア界隈では信頼のある資格になります。

ですので、もしも基本情報技術者に合格された方や、「レベルの高い資格にチャレンジしてみたい!」という方は、チャレンジしてみることをおすすめします。

さいごに

今回は「IT企業に就職・転職する際に持っていると有利に働く資格」を3つご紹介しました。

本ページで紹介した資格以外にも資格はたくさんありますが、今回紹介した3つは、企業や業種に関係なく、IT業界で働くうえで特に有利に働くものを厳選してご紹介させていただきました。

就職・転職にあたっては準備することがたくさんあり大変ですが、「資格取得」は自身の勉強や、内定の可能性を高めることにつながりますので、ぜひチャレンジしていただければ幸いです。

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