結論からいうと、文系・IT未経験の方でも「IT業界」を目指してまったく問題ありません。
筆者自身も文系大卒、エンジニアという経歴を持っています。
でも目指すにあたっては、まずは「IT業界がどんな業界なのか」ということを把握しておきたいですよね。
今回は、文系・IT未経験の方でもイメージしていただけるよう、IT業界についてをわかりやすく解説していきます。
ぜひこのページでIT業界のイメージをはっきりさせ、就職活動・転職活動の好スタートをきりましょう!
IT業界はどんなところ?
IT業界とは、「デジタル機器を活用したサービスを提供している企業の集まり」を指します。
IT業界における「デジタル機器」の代表は、やはりコンピューターですよね。ほかにも、スマートフォンや、以下のようなものがあげられます。
- コンピューター
- スマートフォン
- タブレット
- プリンター
- ルーター、など
これらのデジタル機器を活用したサービスを提供する組織を「IT企業」 といい、これらIT企業の集合を「IT業界」と呼びます。
では、デジタル機器を活用したサービスにはどのようなものがあるのでしょうか?
まだイメージがわきにくいと思いますので、次の章から 「ITという用語の意味」や、「ITを活用した主なサービス」などを見ていきましょう。
そもそも 「IT」とはどういう意味?
ITとは、「Information Technology (情報技術)」 の略です。
ですので、よく、「IT業界は、情報技術を活用してサービスを提供する業界です」 という風に説明されることもあります。
ただ、私が文系学生だった頃にこの説明を読んだときには、「情報技術ってなに?」という感じで、この用語の意味をイメージすることができませんでした。
そこで今回は、この「情報技術」という用語が示す内容についても理解しておきましょう。
情報技術とは、「機械がデータを処理する技術」のこと
情報技術とは、「機械がデータ(情報)を処理する技術」 のことを指します。
ですので、機械が持つデータ処理能力を用いたサービスはすべて「ITを活用して提供されているサービス」ということになります。
以下に、ITを活用して提供されているサービスの一例をあげていますので、みなさんも身近なそのほかのITサービスを思い浮かべてみましょう。
ITを活用したサービスの例と、活用されている技術
ユーザーが検索した文字から読みたい記事を推測し、検索結果として表示する技術
あるデジタル機器から別のデジタル機器へのデータの送受信を可能とする技術
収集したさまざまなデータを分析し、お客様の課題を解決するソリューションを発見する技術
ユーザーが機械を簡単に操作できるように、機械への指示を視覚的に行えるようにする技術
さまざまなデータを処理することのできるデジタル機器本体を開発する技術
IT業界の5つの分類とは?
さて、上で説明したようなサービスを提供している「IT企業」ですが、IT企業の種類は、大きく分けると以下の5つに分類することができます。
WebアプリケーションやWebサイト作成など、インターネットを介して利用できるサービスを提供する企業
インターネット回線や、そのほか通信インフラそのものを提供する企業
お客様の要望に沿うシステムの開発や運用など、お客様の課題に対するソリューションを提案する企業
OSやアプリケーションなどといったソフトウェアを開発し、販売する企業
コンピューターやスマートフォン、プリンターなどといったデジタル機器を開発し、販売する企業
やっぱり不安。。文系がIT企業で働いても大丈夫?
ここまでの説明を読むと、もしかすると「ITってやっぱり理系っぽい。。」とか、「自分がやっていけるか不安。。」という風に思われるかもしれません。
でも安心してください。
IT企業は、「開発するサービスを企画する人」や「販売する人」、「ユーザーをサポートする人」、などのように、さまざまな職種で構成されています。これらの職種には、理系的な知識が必要とされないものもたくさんあります。
また近年は、だれでも開発が行えるような簡易的な開発手法も用意されており、「開発者=理系」という枠にとらわれない世界になってきています。今までITに触れたことのない自分が、新しい価値を生み出す可能性だってあるのです。
「自分で価値あるものがつくれる」ということは、会社や働き方にもとらわれない、自由な生き方を選択できるというということです。とても魅力的ですよね。
ですのでぜひ肩書きだけで自分の可能性を狭めず、興味がある場合には「ITの世界」に飛び込んでみましょう。
さいごに
今回は、IT業界の説明や、分類についての紹介をさせていただきました。
IT業界は、企業ごとさまざまな種類のサービスが提供されている、とてもバラエティに富んだ業界です。
ですので、もし少しでも「おもしろそうだな」と感じた分野や今日のある企業があれば、ぜひ勉強や、企業分析を始めてみることをおすすめします。